『高慢と偏見とゾンビ』(高慢と偏見未鑑賞)
オリジナルである『高慢と偏見』は、読んだこともなければ観たこともないです。何となくあらすじを知っている程度で観に行きました。
そもそも予告からして楽しそうでしたが、楽しかったです。
最初から普通にゾンビぶっ込んで来ましたからね。
ゾンビ？そうそうこの世界ではゾンビいますからね、ご存知でしょう？みたいな入り方ですよ。
高慢と偏見を乗り越え、すれ違いを乗り越え、距離を縮めるダーシーとエリザベス。ゾンビ退治を通じて段々とお互いを認めていく様は最高でした。字面だけ見ると随分おかしいですが、あのガチガチな衣装でゾンビを退治していくのがとても美しいです。
ダーシーがエリザベスの『女らしさ』にキュンとしてるのが可愛かったです。やだ、強い……女らしい…！みたいな風に見えたのは私だけでしょうか。恋しちゃったんだ多分気づいてないでしょう？
まあ、正直エリザベスには惚れますよ。町の集会で『ゾンビだ！』と町の人が逃げていく中、エリザベス含む5姉妹は町の人と逆走していってゾンビの群れに突っ込んでいきます。格好いい。でもダーシーも負けてないですよね。重厚なコートを翻しながら日本刀で敵をなぎ倒していました。夜中まで練習し続ける頑張り屋さんですよ。その日本刀で自分の父親を切らなきゃいけなかったなんて寂しすぎます。
私が一番好きな場面は、2人が喧嘩しながら話し合いをするシーンです。足が出るのが早いエリザベス。突然の足蹴りにダーシーも吹き飛びますよ。そのあとエリザベスは『ダーシーが…』と言って複雑な感情の涙を流しますが、きっと向こうだって『エリザベスが…』って泣きたくなると思います。
ダーシーが、立ち上がってぴょこんってお辞儀をするのや、エリザベスにあてた一生懸命のお手紙など可愛さが詰まってました。惚れたら一途だなダーシー。大恋愛大失恋のあとは傷心で戦いに身を投じるダーシーでした。可愛いが過ぎる。いい加減にしてほしい。最後まで可愛いメーターがうなぎ登りだよ。何なんだ。
時代柄もあって『女の人には家庭に入って、戦うのをやめてほしい』『女の幸せは結婚』という価値観の男女も多く出ていました。その一方でエリザベスやダーシー、エリザベスの父親、レディー・キャサリンなどは、戦うことや意思の強さに女性らしさを感じたり、独立して生きることに重きを置いているのが良かった。原作もそういう感じなのかな？
ダーシーが最初『僕の妻になってほしい』と言って、最後は『君の夫にしてほしい』というニュアンスの言い方にするのとかも良かったです。
最後はハッピーエンド、かと思いきや案の定ゾンビが押し寄せて来ましたが、それまでキャッキャしてた2人が急に戦士の顔になるの格好良かった。
あの夫婦は勝つぞ。
『シン・ゴジラ』
『シン・ゴジラ』
久々の邦画です。パンフは売り切れでした。
出てくる出てくる『かつて見たことあるぞ』な顔ぶれ(名前は思い出せない場合が多い)
とにかく専門用語バンバンみんな早口でした。何を言っているかは分からない時もありますが、その方が必死な疾走感があって面白いように感じました。無駄な説明が少ないと言いますか。みんな個性のあるキャラクターばかりでした。面白かったです。
巨災対のチームがあまりに専門家が集まりすぎて、本当は矢口くんも専門外で分からない部分が多かったんじゃないだろうか。でも『うん、やろう。君たちを信じてる』って感じなのでは…？
ゴジラの倒し方新しい。とても新しい。なかなか日本らしい戦い方でした。でもミサイルより無人電車爆弾の方が、よほど威力あったね矢口くん。
これからあのゴジラの凍結はどうするのか……
『貞子VS伽倻子』
久々のホラーです。ホラーが苦手ですが、今回の映画は怖いだけではないという話なので興味本位で行ってきました。
因みに、リングも呪怨も未鑑賞です。
とにかくフラグ映画でした。冒頭から立ちまくるフラグを回収し、またフラグを立てて回収する。そして物理。あくなき物理攻撃の連続。
妙に肝の座った主人公と、サイコパスな大学の先生と、ぶっきらぼうな霊能者コンビが出てきます。
あれなの？エイリアンVSプレデターなの？
怖いのでほぼほぼ指の隙間から観ている状態なんですが、途中で貞子と伽倻子の一騎討ちがもはやプロレスですね。青コーナー赤コーナー状態でした。そこからはセコンドのような人間たちはもはや叫ぶしかない。貞子の家とも言えるビデオテープを握りつぶす伽倻子が面白すぎました。
あと貞子って井戸から出てくるイメージだったんですが、思ったより家屋から出てくるんですね。貞子は固定電話ではなくスマホにもきちんと対応していました。
最終的に、怖かったんですがエンディングテーマの音楽の霊圧が強すぎて怖さが吹き飛びました。除霊かな。
X-MEN アポカリプス ！日本未公開ネタバレ注意！
『X-MEN apocalypse』
✳︎この作品は現在の時点で日本未公開です。
ネタバレを含みますのでご注意ください。
読了後の苦情は一切受け付けません✳︎
ひとつ言いますけど、エリックとチャールズは結婚もしくは付き合うべきでは？
一回で良い。本当、一回でいいから。
いや今回のエリックは可哀想すぎますよ。いつも、エリックはいつもこうして破壊と再構築でボロボロなんですよ。
凄かったです。何が凄いってファーストクラスがぐいぐいくる。サブリミナルとかじゃなくてぐいぐいくる。
アポカリプスによって怒りを爆発させるような力の使い方をしていたエリックが、楽しく美しい思い出として選んだのはFC時代のチャールズの誘い文句だったというのがもう。
エリックの記憶に涙するチャールズは、屋敷でアンテナを動かした時そのものですし、チャールズとの記憶で涙を流したエリックもまた然り。
ジーンの力の使い方がチャールズとそっくりで可愛かったです。一生懸命教えたんだろうなぁ。FCのセバスチャン・ショウ戦が思い出されます。モイラも出ているので余計にね。あの時は前線から退けられていたレイヴンが、今回は指揮をとっていましたし、ジーンの誘導がかつてのチャールズのようでした。
FCの時にみんなに囲まれていたチャールズは、足が動かなくて絶望の淵にいたことでしょう。でも今回はとても安らかで救いのある囲まれ方でした。
最後はエリックが家直してくれましたしね。
エリック……もしかしてしばらく屋敷に滞在した？チャールズが回復するまで滞在したりしました？ねえ？
ピーターの元気っぷりはアベンジャーズで被弾したピエトロの分まで噛み締めました。見せ場たっぷりですね。いつかエリックに親子だと伝えられる日がくるといいです。
チャールズがジーンに助けを求めたシーンですが、以前の三部作ではフェニックスを分離させておいたけど、今回はそのままにしておいたんですね。強い、ジーン強い。チャールズが珍しく助けを求めた印象に残るシーンでした。
もう全体的に良かった。ありがとうサイモン・キンバーグ。ありがとうシンガー監督。
でもアレックスのことはどうかと思うな。
『キャプテン・アメリカ』ネタバレあり
公開初日に観てこれました。
総括で言うとありがとうございますの一言でした。バッキーの奪還もきちんと描かれていたし、感無量です。ありがとうございます。
ストーリーについてはちょっとはしゃぎすぎて記憶が曖昧なので、まずキャラクターを書き留めておきます。
それにしても序盤のアクションシーン最高だな？
友人のために、自分の正義のために頑張っていました。戦闘シーンめちゃくちゃかっこいいけど、バッキーとの再会シーンは感無量でした。スパイダーマンに盾を取られたり、ファンです！って言われたり、アントマンから胸を思いっきり触られてました。
冷凍されたバッキーの顔を見ながら酔えない晩酌とか独り言とか言うのかな……
アイアンマン
『協定を飲むことでポッツへの妥協案になるかな…』みたいな発言で、そりゃナターシャに『エゴを1秒でも捨てられないの？』って言われる気持ちも分かります。でも、キャップに戻ってきてほしかったんだよねso was I …
最後はキャップにリアクターを盾で刺されて、イタリアンとかフレンチで出るような、ケーキの上に薄く伸ばしたチョコレートが垂直に刺さったオシャレなデザートみたいになっちゃってたね。
まあ両親の死の真相を知って激昂する気持ちは仕方ない。仕方ないよ。
ところでギミック進化してて楽しかった。スヤァって寝る感じで装着するシーン滑らかで楽しい。
バッキー
尊いとしか言えなくなるので、私の語彙力を返してほしい。
思ったより元気そうで安心しました。ドイツ軍から逃げるときにぴょいって逃げたの猫みたいで可愛いなぁと思ってたら、ガチの猫(ブラックパンサー)が出てきて、猫VS猫みたいになってたの可愛かったです。
『誰も殺さない』バッキーなのに、洗脳がかかるとウィンターソルジャーに戻って殺してしまうの可哀想すぎました。しかも記憶があるのきついな……
キャップとバッキー2人っきりの時の掛け合い最高でした……まるで昔に戻ったようだね…
シートを前に出して！って言うのとか、シャロンとスティーブのキスシーンのあとのニヤニヤ具合は在りし日のバーンズ軍曹でした。
最後の冷凍シーンはつらいなと思いながら、バッキーが安心できるなら仕方あるまいと思いました。でも白いタンクトップはどうかな……？髪の毛も切って昔のバーンズに戻ってから冷凍されても良かったなって思いました。
尊い。
ナターシャ
キャップとの友情が素敵でした。あと、序盤の戦闘シーンで右の拳で敵を5.6発ガンガン攻めるシーン格好良かったです。トニーサイドについたというよりは、大局を見て協定もやむなしという感じがしました。
いやワンダとお手手繋ぐの可愛くないです？
引退したのに帰ってきました。元気そうでした。
ワンダ
ビジョンをマントルまで掘り下げるのかってぐらい押し込めるの面白かったです。
ホークアイとお手手繋ぐの可愛いな？
ジャービジョン
私服の違和感すごい。
ワンダとキャッキャしてましたが、最終的にめちゃくちゃ地中深くまで掘り下げられました。
『この額のやつ分かんない』で吹き出しました。そうだね、ビーム出せるけど何なのか分からないもの額に付けてるの腑に落ちないよね。取れないしね。
ブラックパンサー
やばい陛下やばい。
最初出てきた時は何だこの猫…って思いましたが、最後の復讐の連鎖を断ち切る精神力格好良かったです。懐が深い。爪をヒュッて引っ込めるの潔い。
壁を伝い降りる時とかキャップの盾を引っ掻く時とか、爪が大活躍でした。
トニーがいなくてキャップ勢力どうなるの？って思いましたが、陛下の財力が有難いです。お金は偉大だ。おかげでバッキーも凍ることが出来たってもんです。
陛下の単独映画楽しみにしています。
いてくれてよかった。
ちびちび走るのとか可愛くて癒されました。大きくなっても可愛い。
キャップの胸筋どうだった？
いてくれてよかった。
しかしこんな若造を連れてくるなんて、アイアンマンはどうしたんだ……あの口ぶりからするとスパイダーマンの中の子が超人的な力を持っていることをあまり把握していなかったのでは…？急に死ぬかもしれない戦場に駆り出すのか…？
最後の顔半分を氷囊で冷やしているときに、若干トビー・マグワイアを思い出しました。
メイおばさんめちゃくちゃ美人だな。
映画っていいですね。明日もう一回行ってきます。
ところでソーは何してるんでしょうね。宇宙から見て『今回は地球滅亡の危機ではないな、よしよし』ってところなんでしょうか。
『アンドリューNDR114』
『The Bicentennial Man』
ロビン・ウィリアムズ主演のヒューマンドラマ。
ロボット映画はあまり見ないかったんですが、凄かった。
感情を持った家庭用ロボットを、そこの主人が育み、育て上げていく。どんどんと人間に近付こうとして、最終的には死すら受け入れるアンドリューの人生がこの一本に詰まっていました。愛する人間たちと一緒に年を重ねることの出来ないもどかしさ。自立と自由を求める姿。
ロボットと人間の境目とはどこだったのか。
